エルドリッチホラーを始める前に【辺離網的な独自ルール】

EH・リプレイ2
EH・リプレイ2エルドリッチホラー
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今回のプレイ(セッション2)が現実的にクリアできるよう、適度な調整を加えることにしました。
一方的に有利に働くものとしてではなく「リアルに近いように」調整できることを前提としています。

独自ルール1:探索者は任意のタイミングで活動を休止状態にしても良い

これは探索を辞めたくなったキャラクターが探索業から身を引いて隠居生活、またはかつての日常に戻ることができるというものです。
リアルに考えることを前提に決めたルールなので、自ら休止状態を宣言したキャラクターは自分の出身地(スタート地点)に戻ります。
自分の出身地(スタート地点)に戻る場合、通常通りの移動フェイズを行い最短コースで帰路につきます。しかし移動以外は一切の能動的行動ができません。
死亡や発狂しているわけではないので、そのままの状態でいられますが、何かしらの状態カードをもっていたら、その効果は維持されます。
基本的にこの移動ではモンスターとの遭遇もなく、裏の世界との関係を絶ったまま(ある意味現実逃避したまま)移動し続けます。
ストーリーの進行上、ボードの中に倒れたコマとしてはありますが、情報とアイテムの類は同じコマにいる探索者へ渡すことが可能です。
また、再び休止状態になったキャラクターを探索業へ発起させることは可能ですが、その際には誰かが死んだり、探索不可能な休止状態に倒れた場合に限ります。
これは、キャラクターの人数調整の意味もありますが、現実的に一度、隠居を決め込んだ人が復活するのには相応の覚悟を持つだけのイベントが必要だとの判断からです。

独自ルール2:新たな探索者は任意のタイミングでゲームセッションに参加しても良い

これは1に付随するルールです。
誰かが倒れた時と同様に、休止状態に入った場合は新しい探索者を投入することができます。
いわゆる選手交代ですが、次のラウンドの最初から行動できるようになります。
ただし、キャラクター投入時はゲーム開始時と同様にキャラクターの出現場所は固定して決まっています。
どのキャラクターにするか、またはランダムに決めるのかはその時のプレイヤー達によって決められます。

独自ルール3:神話デッキの難易度調整(やや難易度を落として)

これは正式なオプションルールとしてあったものを、今回のセッション用に取り入れたものです。
神話カードの中には赤い触手が描かれた強烈に悪いカードがあり、それが出るとゲームバランスが著しく崩れます。
現実的にあまりにも悪化する状況がありますが、このゲームはバランスが極端すぎるため、強烈に悪いカードを3枚だけに留めています。
緑、青、黄、のそれぞれの色で1枚ずつのみ残している、という次第です。
これなら現実的に難しい局面をそのままリアルに再現しつつ、クリア不可能なほどの難易度にもなりません。

独自ルール4:継続効果のある神話カードを場に出しておけるのは探索者の数 ÷ 2枚まで

これも神話デッキに関わる内容ですが、1ラウンド毎に神話カードを1枚ずつ引き続けていくと、あっという間に身動きの取れない状況になります。
そもそも神話フェイズで一枚ずつ神話カードを引く、と明記されているのに神話カードが継続効果があった際に次のラウンドでもう一枚引くかどうかが書かれていません。
さらに言うと、神話デッキから神話カードがなくなったらゲームはバッドエンドになります。例えばクトゥルフの場合は15枚だけです。
16ラウンド目で確実に世界が破滅するというなら、破滅トークンによる時間制限の意味がなくなってしまいます。
常に神話クラスの出来事が起き続けるのはかえって不自然とも考えれば、このくらいの調整は妥当だと判断しました。
継続する神話カードが場に出ておくのは4人キャラ時に2枚まで、あたりに留めることにより、次の神話カードを引かないラウンドが出てくると思います。
もちろん継続するカードばかりではないので、さしたる調整にはならないこともありますし、もしかしたら継続効果のカードがある時には次のカードを引かなくとも良いのが基本ルールなら、逆に難易度を上げていることになります。
ただ、どちらかが分からない以上、今のところはこのようにして調整しようと思います。
※正しいルールが分かりました。コメント欄にてご指摘を頂いている通りです。前に引いた神話カードが継続かどうかに関わらず、“必ず1枚引く”が正式なルールのようです。
セッション2では独自ルール4を適用する機会はありませんでしたが、あくまでも当サイトが決めたローカルルールである旨を明記しておきます。

独自ルール5:遠隔で行う場合は順番を変える

辺離網のセッションでは常に遠隔で画像と文章を送り合ってプレイを進めています。そのため、プレイ時間の長さから、普段の生活の合間にダイスを振るような状態になっているため、本来の順番通りにキャラクターがアクションを行うのに難儀します。
そこで順番を変更します。
本来はアクションフェイズに全員のアクションを。遭遇フェイズに全員の遭遇アクションを行うものです。
これをプレイヤーごとに区切って行います。
プレイヤーAが受け持つ2キャラを先にアクションから遭遇までを行い、次にプレイヤーBが受け持つ2キャラを同様に行う、ということです。
こうしないとプレイが遅々として進みません。
例えばセッション2の最初の場合、プレイヤーAが受け持つ、

探検隊長 レオ
背負う者 カルヴァン

が先に行い、

女優 ローラ
政治家 チャーリー

が後から行います。

 

 

※以後、何かしら追加した方が良いものがあれば、ここに追記してまいります。

 

コメント

  1. EH非公式エラッタ管理人 より:

    神話カードに関るルールにつきまして一部誤認されているようですので説明させて頂きます。

    「神話フェイズで一枚ずつ神話カードを引く、と明記されている」と認識されています通り、必ず神話フェイズでは1枚の神話カードを引きます。

    前のラウンドで引いたかカードが継続なのかどうかは関係ありません、文字通り常に1枚引きます。

    これは神話デッキがタイマーの役割を果たし、必要以上にプレイ時間が長くならない為のルールです。(聞いた話によると、元になったゲーム:アーカムホラー(2版)ではプレイ時間が9時間にも及ぶことがあったそうで、これを回避する為のラウンド上限だそうです)

    ですので、破滅が意味をなさないということはなく、神話カードがそのゲームの最大ラウンド数を示し、破滅はそれ以前にゲームが終了する可能性を示しています。

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