エルドリッチホラー・リプレイ1:クトゥルフの復活を阻止せよ

EH・リプレイ1
EH・リプレイ1エルドリッチホラー
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ボードゲーム『エルドリッチホラー(ELDRITCH HORROR)』は1人から8人まで遊べますが、今回は4人が集まっています。
これを始めた当初、現実世界にはCovid-19が蔓延していてコロナ禍などと呼ばれ、外出自粛が呼びかけられていました。

そこで、実際に集まるのではなく、誰かの家にボードを広げ、Zoomやteamsなどのビデオチャット機能、SNSを使ってリモートプレイをしてみようということになりました。
ゲームの進行は異様に時間がかかりますが、外出自粛期間やなかなか集まれない社会人などには向いているかもしれません。

個人の家であれ、カラオケルームや公民館など、どこかしらの会場を借りるのであれ、必ず「時間制限」が出てきますので、けっこう駆け足気味になってしまうことが多々あります。
このリモートプレイは、じっくりとカードが読めて世界観に浸れるという意味では新鮮なプレイスタイルだと感じています。

それでは、実際に始まっているので、プレイ内容をこっそりリークしていきたいと思います。
本物の探索者になって、手記でもしたためているようで、私自身、すでにちょっと楽しめています。

 

エルドリッチホラー・リプレイ1:クトゥルフの復活を阻止せよ

ランダムに選ばれた最初のエンシェントワンシートは「クトゥルフ」。
いきなり最も有名なエンシェントワンが来ました。
クトゥルーだのク・リトル・リトルだのと様々な名前で呼ばれていますが、これは「人類には発音できない」という大前提があるためです。

おそらくですが、今手元にあるエンシェントワンシート最強な気がします。
プレイヤーたちは、
「タコ出たー! 代表作キター!」
「フングルイ・ムグルウナフ…」
「カードの中で唯一、知っているバケモノです」
と、危機感もなにもありませんが、ボードの上に置かれている探索者たちにしてみれば、今、まさに世界中で蠢く不穏な空気を感じているのでしょう。

果たして、彼らはクトゥルフの復活を阻止できるのでしょうか。

独自ルール説明1
エルドリッチホラー(ELDRITCH HORROR)』本来の舞台背景は1920年代後半です。ラブクラフティアン的には最高の時代だと思いますが、プレイヤー達の知識がまったくおいつかないため、現代に置き換えて細かい箇所を改変しています。
独自ルール説明2
エルドリッチホラー(ELDRITCH HORROR)』の拡張セットは色々ありますが、最初は『狂気の山脈にて』だけを入れています。
もっとも、カードを入れているというだけで、サイドボードは広げていません。ランダムに選んだエンシェントワンが「イタクァ」か「古のもの」だった時に使おうというくらいです。
そのため、南極サイドボードを広げていない時に南極独自のユニーク助力カードが出てきたら引き直すことにします。

 

クエストカード1:深きものどもの攻撃、4人の出会い

エルドリッチホラーのゲーム内容

最初に起きた事件はこちら。

クトゥルフクエストカード「深きものどもの攻撃」・

それぞれのキャラクターたちの初期の配置が下図のようになっています。

クエストカードの指示に従って超自然トークンを4つ配置。

「超自然トークン」は、様々なイベントに影響を与えます。
総じてあまり良くないことが起こりやすい気がします。

クエスト解決への手がかりとなるクルートークンは、南アフリカと上海に設置されました。
これらの都市では、相応の手がかりが手に入ることでしょう。

ゲームが始まったばかりなのでクルートークンは誰も持っていません。

そして、ツングースカにゲートが出現。一緒に出てきたモンスターは「ドール」。
人形でもなければ、美味しいジュースでもありません。
巨大なミミズのようなモンスターで、写真で見ると↓のようになっています。

モンスタートークン「ドール」

いきなりですが、強敵です。

ゲートというのはこの世ならざる場所へと繋がる、空間の裂け目のことです。

前触れなく突然現れ、現地の人を飲み込んだり、こうしてモンスターを発生させる厄介なものです。

バミューダトライアングル含め、世界中に残る行方不明の話には、このゲートが関わっていると言われています。

もっとも、一番危険なのはすぐに出てくるモンスターではなく、邪神と言われるエンシェントワン(旧支配者)の復活が早まってしまうことです。ゲートが増えれば増えるほど、世界は終焉へと向かってしまうのです。

一方、「探検場所トークン」はシドニーに置かれています。

このトークンがあるマスに行けば、ちょっと特殊な手掛かりが手に入りやすいので、南半球に行ったら是非とも寄りたいところ。

第一ラウンド「探検場所トークンのあるシドニー」

そして、クトゥルフクエストの場合、破滅トークンは12のマスから始まります。

ボード最上部にある破滅トークンが徐々に進んでいき、右端までたどり着くと、クトゥルフが復活してしまいます。

破滅トラック12のマスにある破滅トークン

そうなる前にクエストカードを3枚解決すれば探索者側の勝ち。

できなければ、クトゥルフが目覚めます。もちろん、そんなことにならないよう、4人のプレイヤー達は必死に知恵を絞ります。
絞るはずです。

今のところ、
「眠いからモンスターエナジーを買ってこようと思うんだけど緑(ふつーの)にしようかオレンジ(カオス)にしようか、はたまた青(アブソリュートリーゼロ)か…」
「俺はカフェイン量が少しだけ低いレッドブルが好き」
「いやいや迷うならチップスターか、プリングルスのうすしお味かであって…」

などと、世界なんかどうでもいい感じですが、ボード上ではクトゥルフの楽屋入り+ドール出現で人類滅亡がチラついています。

 

探索者たちのリアル:嵐の晩に起きた事件が4人を引き合わせた

最初に出てきたクエストカード → 大規模な嵐が起こり、その被害だけがTVで流れました。

現実では今まさにコロナ禍であり、ペストもスペイン風邪も第2波が最も被害甚大だったというデータが出ていて軽く滅亡の危機を感じるのですが、大規模な嵐というと、やはり台風や津波を想起させます。
救出現場や押し寄せる波などがTVで繰り返された為、イメージはしやすく、カード1枚で早くも危機感を覚えました。

現代風にアレンジしてあるので、リポーターが被災現場の状況を伝える番組が多く流れていることになっています。
しかし、現場を知る者ほど、偏向報道しかされないTVに憤りを感じるでしょう。
陰謀論者でなくとも、「結論ありき」でそれに合った映像を流し、コメントする番組ばかりになっていることは、かなりの人が気付いています。

このブログを見ている方々はネットでニュースを見られると思いますが、真偽不明の情報が溢れているのはご存知かと思います。
テレビに至っては、不安を煽るのが仕事みたいなもので、台風が来ると視聴率が3%ほど上がるのは有名です。
知らない、見えないものに対する恐怖は、夜の闇に怯えていた時代から変わっていないのでしょう。

そう考えると、現実世界もゲームボード並みに「危険なのか?」と思わないでもないあたりが、このゲームの魅力のひとつです。

さて、ゲームの中の人々も、誰もが大嵐の被害はひどいと思っているでしょう。
現場の死体を見て、その異常性に気付いた人もいるはずです。
カードには「深きもの」が明記されているので、歯形とおぼしき跡を見つけ、人的被害の中に天災ではなく、明らかな殺害があったのだ、と。

トミー
トミー

メディアに流れるのは「人食いザメが海岸に来ている・肉食動物が逃げた動物園が海岸沿いの町にあったらしい」って…そんなことはないだろう。明らかにおかしいぞ。

トミー(役のプレイヤー)がそんな事を言っています。
リモートプレイだと、ボードゲームなのにテーブルトークRPGのような雰囲気が強くなることが分かりました。

彼が推測したのは、チラホラと情報の断片はあるものの、これらがSNSで拡散されることはないということでした。
なぜなら、直接見た者はことごとく海岸から帰ってくることはなかったはずだからです。
嵐が去っても、嵐に運ばれてきた深きものたちに食べられてしまうので。

同じ頃、嵐の被害がどれほどのものか、気になっていた政治家のチャーリーは調べていくうちに、これらの不審な点があることに気づきます。

チャーリー
チャーリー

有権者の声をきちんと聴かんといかんだろう。そう思わんかね、チミ。

チミって…
少し志村けんさんが入っているチャーリーは、警察がこの件で積極的に動いていないことにも気づきます。
情報が上がってくるのを待っているだけで、ロクに動かない政治家とは違うようです。

明らかに海岸から離れたところで見つかった死体に歯形がついていても「サメですよ」と言って調べようとしません。
何か大きな組織が背後で動いているのかもしれない、といぶかしんでいます。

自分がいる国政の場が最大組織なのに、この段階で「大きな組織が?」と思っていたら、誇大妄想の危険人物な気もしますが、とにかくチャーリーは何かを感じ取ったっぽく、被害が出ている漁村近くにいる若い警察官に連絡を取りました。

命令も要請も出ていないのに、嵐ではなく「事件」ではないかと情報を集めている正義感の強い若者がいる、という報告を秘書から聞いていたからです。(しつこいようですが、「聞いていたことにする」というチャーリー役のプレイヤーが勝手に設定したものです)

連絡してみると、明らかに彼(トミー)も偏向報道や情報規制に不審を持っていた様子。
これで「世界の破滅」に感付いた人物が2人になりました。

トミー
トミー

嵐では説明できない被害がこれだけ出ているのに…。明らかにしないなんておかしいじゃないですか。

言っていることは分かりますが、これが現実ならパニックの誘発を恐れているという見方もあるでしょう。
大衆は知りたがるわりには、都合の悪い真実を知りたがらないものなのだよ、と本物のチャーリー(剛腕政治家っぽい)なら言いそうですが、チャーリー役のプレイヤーさんは「だよな。おかしいよな。世界滅亡待ったナシで草!」などと無理やり若い感じを出して失敗していました。

トミーのスタート地点はアラスカの海岸沿い(1のマス)にいます。
しかし、まだ化け物を見ていませんので半信半疑です。

一方、アメリカ西海岸にいる天文学者のノーマンは住んでいるアーカムのすぐ近くにある漁村でも同様の被害が出ていることに気が付いたことにしたようです。

ノーマン
ノーマン

そういえば、あの漁村なんといったかな…。ほれ、あばた顔になる連中が多くいる村…ええと、たしか…アバタ村?

インスマスです。
軽く痴呆の症状が出ています。

それぞれが図書館のデータベースやら、自前のPCでこの件に関わることを調べており、SNSでつぶやくなど、たまたま同じ情報にアクセスしていることに気がついて連絡を取り合い始めました。

トミー
トミー

この被害のあったところでは、魚の腐ったような匂いが残っていました。同様の匂いが残るニュース、歴史的な事件などないものか。

トミーがぶつぶつ言っている頃、チャーリーは秘書から不可思議なことに関して、色々と知っている司書の存在を耳にします。

昔の仕事繋がりで、チャーリーの秘書と司書デイジーは知り合いだったという設定が、デイジー役のプレイヤーによって作られました。

確かに彼女なら何か分かるかもしれません。
デイジーは3人からの断片的な情報をまとめると、恐る恐るメールを送りました。

デイジー
デイジー

昔から海の奥深くで邪神が復活するのを待ち望んでいる「深きものども」の仕業かもしれない…。匂いが特徴だと聞いたことあるの。
ミスター・ノーマンが言っているインスマスは、100年くらい前、米海軍が沖にある岩礁(悪魔の暗礁)に魚雷を打ち込んだっていう話があった場所で…。

デイジーさん、すごいです。
確信を突きまくっています。
ちなみにインスマスはインスマウスと呼ぶ人もいる、悪魔の暗礁は満潮時でも海面上に出ている、この暗礁より沖の海底にはイハ=ンスレイというディープワン達の都市がある等々、うんちくが止まりません。
私がダゴン秘密協会の会員なら、真っ先に彼女を始末したいところです。

ノーマン
ノーマン

おお、そうそう。インスマスじゃ。歳は取りたくないのう。というか、デイジーはよくそんなことを知っとるのぅ。

ノーマンさんもすごいです。
本物のおじいちゃんは「じゃ」だの「のぅ」だの言いません。
そもそも自分が年寄りだと思っている年寄りはまずいないので「わしはおじいさんじゃ」と自己紹介するじーちゃんは都市伝説です。

デイジー
デイジー

こんなことに詳しくなりたかったわけじゃないのよ。私は静かに暮らしていたいだけなのに…。

ウソをつけ!

こうして、4人はそれぞれ連絡を取り合うことにして、物語は始まりました。

 

 

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